2022.10.27
エンタメ
【こわいけど、おもしろい!?】映画『貞子DX』 小芝風花さん&川村壱馬さんの仲よしホラートーク!
2人とも関西出身ということもあって時々関西弁もとびかう楽しいインタビューの様子をお届け! 新感覚なタイムサスペンスホラー映画『貞子DX』のお話から小学校時代のお話まで……内容は盛りだくさんです☆
映画『貞子DX』にまつわる、こわーい(?)お話
――たくさんの人に知られている貞子シリーズの最新作『貞子DX』への出演が決まったときの気持ちを教えてください。
小芝さん「本当はホラーが苦手だし、呪いもわりと信じるタイプなんですけど、貞子シリーズに自分が出演できるというのは本当にうれしかったし“私に声をかけていただけんだ?”ってビックリもしました。出演が決まったあとは、こわいことがあった時の為にお塩を持っておこうと考えていたんですけど、撮影ではこわいことは起こることなく、すごく楽しく終わりました」
川村さん「貞子というネームがビッグタイトルすぎて、スタッフさんには最初“マジでオファーがきたの?”って言いました! でもすごく光栄なことですし、お芝居をしっかりやりたいタイプなので役者として貴重な経験ができるだろうなぁとうれしい気持ちになりましたね。今まで映画では不良役ばかりだったので、今回のちょっとずれてる王子様というか自称占い師というか……それもうれしかったです。呪いは信じるほうなんですけど、撮影にはいる前におはらいをやってもらって……」
小芝さん「そう! 撮影前に安全祈願をしてもらったんですけど……川村さんは神主さんに名前を間違えられていて……(笑)」
川村さん「ほんま、そう! 撮影とかいろいろひっくるめてそれがいちばんこわかった! ちゃんとおはらいできてる??って(笑)」
――映画で小芝さんはIQ200の天才、川村さんは残念な占い王子の役でしたが、それぞれ演じるうえで意識したことはありますか?
小芝さん「文華と私は真逆なキャラだと思います。台本を読むとIQ200だし、たんたんとしていて動じない女性なのかなと最初は思っていたんですけど、足されていくセリフが“なんつって”とか(笑)。だからどんどん最初のイメージからくずれて、最後までさぐりながら撮影していました。でも完成した映画を見ると、川村さん演じる王司役とのポップなかけあいとホラーな貞子のこわい部分のバランスがすごくよくて、エンタメとしてすごくおもしろい作品になったなぁと安心できました」
川村さん「僕が演じるうえで大事にしたのは、これはどんなお芝居をやるときにも共通していることなんですけど……自分という要素を完全に消すこと! そうすることで、ふだんだったら恥ずかしく思うことも自然にできるし、自分というフィルターをはずすことでいろんなリアクションができると思うんです。少しでも普段の自分が残っているとできないことなので、今回、王司という役をやらせてもらえるのはすごくありがたかったです。自分はスポンジだと思って戦いました! だからこそ王司には決めポーズがあるんですけどそれも楽しみながらサラッとできましたね」
小芝さん「ただ川村さんの声がすごく落ち着いているので、テンションをあげて演じられていても監督から“もっとあげて、もっと!”と言われているときに、私は内心“いや、絶対に声やん!”って思いましたね(笑)。どんなにテンションを上げていても声が落ち着いているから大変そうだなぁ……とニヤニヤしながら見ていました」
川村さん「たしかにね。それね。声のトーンってあるよね。大変だったことはその部分かもしれません(笑)」
――ちなみにお2人と関西出身で年齢も近いと思うのですが、お互いの印象はどうでしたか?
川村さん「(小芝さんは)もう、びびるくらいにむっちゃいいコ!! いまどきこんなコいるんやぁ……ってなるくらい。役に向き合う姿勢もそうですし、現場でもスタッフさんの名前をばっちり覚えてくるし……。それって当たり前のようでいて当たり前にできないことだから、すごいんですよ。覚えようとする姿勢自体、素晴らしいですよね。あとは普通に人として素敵だと思いました。座長としてのふるまいに学ぶところがたくさんあったので、この映画のあとに撮った自分が座長になるときの作品では小芝さんのふるまいを見ていた経験があったからこそできたことがいろいろとありました!」
小芝さん「ありがとうございます! なんか照れくさいです(笑)。川村さんのことはクランクインをする前にネットなどで調べてみたら、出てくる写真がまぁいかつくて(笑)! 王司の役はつっこみどころまんさいの役なのに、川村さんはめっちゃ銀髪でいかついし、コミュニケーションとかとれるかな
ぁーって少し心配していたんです。でも、おはらいのときに玉串をささげるためにちゃんと家で練習してきたみたいで、共演者の方に“ひじはこうするみたいですよ”って真剣に話してて(笑)。“あぁ、すごくマジメでちょっと天然さんなのかな?”と印象がガラリと変わりました。それから話せば話すほどすごく接しやすいし、かわいらしいところもある方だと分かって、楽しくすごせました! 学年も1つしかちがわないので、好きなゲームも似ていて、楽屋ではゲームばかりしていました!」
川村さん「楽しかったねぇ(笑)」
――これまでの貞子シリーズでは、タイムリミットは7日間でしたが今回はなんと24時間でしたが、どう思いましたか? その中で気をつけたことがあれば教えてください。
小芝さん「絶望的ですよね(笑)。24時間という短い時間の中で、妹が危機におちいっていくことに焦りはあるけど、王司とのかけあいはちょっとポップなものがあるので、どうやって緊張感をもたせたらいいんだろうというのはわりと難しかったですね。でもだからこそ、緊張感とおもしろさのバランスをうまく出さなくちゃと思いましたし、結果的には最高の作品になったと思います!」
川村さん「いや、24時間は本当に時間がなさすぎるよね。しかも僕のキャラってホラーの中にいていいの?って思う部分は正直ありました。だって、映画の中で僕が唯一緊張感をそぐキャラだったので、大丈夫かなぁと最後まで不安を持ちながら撮影していました。でもうちのグループのメンバーが試写会を見にきてくれて、メンバーの中に龍という見た目はいかつい顔をしたビビりがいるんですけど……。その龍が“ホラーめっちゃ苦手なのに壱馬さんのキャラがいたから見ることができました!”と話してくれていたので、ホッとしました。それにホラーが大好きなメンバーもほめてくれたので、安心できました。いい役を演じられて、本当によかったです!」
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Photo/Arai Yuka Stylist/Narita Kayo(model:Koshiba Fuuka),Yoshida Keisuke(model:Kawamura Kazuma) Hair&Make/Takeshita Ayumi(model:Koshiba Fuuka) oya(KIND)(model:Kawamura Kazuma) Text/Ando Yoko
タグ: 映画