2023.05.17
音楽
ロック界のクールビューティー歌姫♡ 山本彩『&』リリースインタビュー☆ <NICO☆NICO MUSIC!>
―今回のアルバムは3年ぶりのリリース☆ 完成にいたるまでのお話をお聞かせ下さい!
「前からアルバムを出そうという話はしていたのですが、一昨年、お仕事をお休みして。昨年の7月に復帰してから、改めて準備を始めました。私自身がもともとネガティブになりやすい性格で……ライブ前に気持ちを高める曲が欲しいと思っていたんです。“最強だ、自分は無敵だ!”って自分に言い聞かせることで、チャレンジしやすい……というか。加えてライブでも盛り上がる曲にもしたかったので、『かかってこいや!』と強気になれる曲として<Bring it on>を作りました。もう一つの新曲<劣等感>は逆に、考え込みやすくて悩みやすい自分の性格にフォーカスを当てています。悩むことは苦しいけれど、それもあってこそ輝いている、生かされている部分もある。強気なポジティブも、悩みやすいネガティブも、全くちがうけれどどちらも自分。両方書きたいなと思って、この2曲を収録しました」
―ネガティブな自分と向き合うことはカンタンではないですよね。そんな風に、ネガティブな自分も受け入れてあげようと思い始めたのはいつごろなのでしょうか。
「ソロを始めたばかりのころはむしろ、受け入れられない部分の方が多かったんです。でも自分の“こういうところ嫌やな、嫌いやな”と感じている部分を、“そこがいいんだ”と言ってくれるファンの方々がいて。自分は嫌でも、そう思ってくれている人がいるのであれば、長所にもなり得るのかな、と思えました。2017年にリリースした<サードマン>(2ndアルバム『identity』収録)は、そのことをテーマに歌った曲。この曲を書いたときにようやく、受け止められるようになったと思います」
―活動復帰後に開さいされた昨年末のライブ『SAYAKA YAMAMOTO LIVE 2022 "now" 』についてもお聞かせください!
「いつもライブ前は、プレッシャーでつぶれそうなことがほとんどなんです(笑)。だけど『now』の時はもう、“ライブがしたくて仕方がない、楽しみで仕方がない!”という気持ちでいっぱいでした(笑)。そこまでの感情になったことも実は初めてで……すごく前向きでポジティブな精神状態でライブに臨めました。ライブ前も終わった後も、“ほんまにやってよかったな”と、清々しい気持ちでいられたと思います。いつも、一曲目はバンッ!とカッコよくキメるセットリスト構成が多いですが、一度全部忘れて、一発目から自分が『楽しい!』と思える演目にしていきました。カヴァーさせていただいたELLEGARDENの<風の日>は、ライブですごく重要なポジションにいてくれて、盛り上がりました。めちゃくちゃ、感慨深かったです……。本当にELLEGARDENには支えられ、助けられてきていたので。リスペクトしているバンド、アーティストの曲を演奏できて、自分が喜んでいる姿を見て、ファンの方が喜んでくれていたことも、うれしかったです」
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Photo/Kusumoto Takaki(will creative) Stylist/Samu Kashiwagi Hair&Make/Maya Tachibana Text/Kobashi Fumino
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