2025.12.15
舞台+ライブ
SUPER EIGHTが愛と笑いで日本を元気に♡ 初の日本武道館ライブレポ

【左から】安田章大(やすだ・しょうた)さん、横山裕(よこやま・ゆう)さん、大倉忠義(おおくら・ただよし)さん、村上信五(むらかみ・しんご)、丸山隆平(まるやま・りゅうへい)さん
360℃のステージでみんなが楽しめるバンドパフォーマンスを実現☆
今回の見どころのひとつが、なんといっても360℃ステージ! アリーナの中央に設置されたステージには、どの客席からも見えるように……というSUPER EIGHTのあたたかい想いが込められているんだとか♡ そしてスクリーンに「まだ見せたい景色がここにある」や「俺たちが最高で最強のSUPER EIGHT!」というアツいメッセージとともに、過去のライブ映像が続々と流れはじめ……「無限大の夢をもう一度、SUPER EIGHTを今、超える」と大きく映し出されると! 会場中に大きな歓声が上がる中、武道館の北側のとびらが開きメンバーたちがレッドカーペットに出現☆ ゆっくりとレッドカーペットの上を歩き、ステージを何周もしてeighter(エイター:SUPER EIGHTのファンの呼び名)をあおってから横山くんが「21歳になりました! おれらの青春はここからだぞー!」と叫ぶと、オープニング曲の『あおっぱな』がいきおいよくスタートしました。ここでは、歌詞の「いくぜ男一匹 明日は日本晴れ」の部分を「いくぜ男5人 明日は日本晴れ」に変えて歌うなど、しょっぱなからアツさMAX‼︎ 続く『って!!!!!!!』は、安田くんと大倉くんが制作したなつかしのナンバー♡ そのまま得意のバンドスタイルで疾走感たっぷりに『ナントカナルサ』、『ズッコケ男道』をノンストップで演奏すると、いったん水分補給タイムに突入。「ようこそ日本武道館までお越しいただきました。改めまして、SUPER EIGHTです」と全員であいさつをすると、この日は生配信ということもあって「ちょっと緊張する」と話す横山くんがいるかと思うと、安田くんは安田くんで「最近、1〜2時間に1回は目が覚める」とおじいちゃん発言をしたり……とまだMCではないのに相変わらずにぎやかムードに。
そして2008年の曲『ワッハッハー』がアコースティックバージョンで流れるも、最後の最後に丸山くんがカメラ目線で「ワッハッハー」と声をあげながら変顔でしめて笑いを誘いました。こんな感じでアコースティックコーナーは、しっとりさせつつも笑いもちゃっかり入ったり、なぜか過去に放送していたバラエティー番組『関パニ』の絵描き歌コーナーで丸山くんがつくった伝説の曲「U字の水槽」の話になって同窓会トークのようなものが繰り広げられたりもました。
ところどころで笑いの大渋滞がぼっ発!
再びバンドスタイルに戻って安田くんが大好きだと話す『I to U』が流れ、続く『ローリング・コースター』ではセンターステージのリフターがローリング! メンバーが360℃まわることで全方位のeighterと距離感がギュッとちぢまりました。そして次に流れたのが、この日突然セットリストに足された『象』。この曲は、本番直前に安田くんがメンバーにリクエストしたもので「ちょっとぶちこまれへんかなってメンバーに。5人でこうやってアレンジできて……」と感慨深げに話すと「これからも(セットリストが変わることは)ありえるかも」とポツリ。
音楽でつながる幸せを伝える『音楽が聴こえている』では、観客のクラップに合わせてメンバーが歌ったり……と前半戦は心がほかほかと温まる中、終了☆
おまちかねのMCタイムでは、今回のライブを機に2014年以来、久しぶりにメンバー5人だけでごはんに行ったお話になり、大倉くんが「ごちそうさまでした、ほんとに。おいしいお肉でございました。こういうときに1番年上が出してくれるんですよ」と横山くんにお礼の言葉をかけましたが、実はこのあと、マネージャーたちのごはん代は大倉くんがスマートに払っていた……というオチが。次は年明けにまたメンバーでごはん(お会計は丸山くん!)に行こうという話になりました。
カジュアルな衣装から全員が光沢感のあるスタイリッシュなブルーのスーツに着替え終わり、いざ後半戦のスタート曲『ハリケーンベイビー』に突入!となったとき……最初のキメポーズが話題になりました。このキメポーズ、全員がバラバラのポーズをするのですが丸山くんのポーズが「わきのにおいをかいでいるポーズみたい」と気づくと、横山くんはそれがツボで笑いがとまらない始末! 最終的にしびれをきらした大倉くんが「もういくでー!」と一括して、無事、カッコよく曲ははじまりました。

ブルーのスーツで大人の色っぽさも存分におひろめ♡
後半戦の見どころのひとつでもあったのが、SUPER EIGHTの先ぱいでもあるTOKIOの『LOVE YOU ONLY』をバンド演奏で歌い上げた瞬間☆ 日本武道館はTOKIOが長年ライブをやってきた場所ということもあって、そこにはリスペクトの気持ちがたくさん込められていました。会場のボルテージも最高潮になり、SUPER EIGHTと観客がひとつになるとお次は『言ったじゃないか』。ここでまたステージがくるくるとまわり、ドラムの大倉くんを4人で囲むかたちに! 楽しそうに顔を見合わせながら歌ったあとは陽気な『ハライッパイ』がはじまり、大倉くんが「ほな、鳥貴族に行こうか!」というアドリブを入れてひと笑い起こりました。
ライブもいよいよクライマックスとなったときに歌われたのが、横山くんが作詞、安田くんが作曲をてがけた『オニギシ』。この曲は、横山くんがメンバーに「歌いたい」と言ってセットリストに組み込んだ曲とのことで「めちゃくちゃ個人的な話になっちゃうねんけど、今年おかんが亡くなって15年がたちました。そこからぼくは1回も歌ってなくて。でも今年はおかんと向き合う1年になって。『24時間テレビ』もそうです。『走ってください』と言われて走ってたら、ゴール手前、メンバーが待ってくれていました。めちゃくちゃうれしかったです。ほこらしかったし、最高の親孝行ができたとメンバーに感謝しています。改めてもう1回見たいと思って『24時間テレビ』の放送を見返したら(自分がマラソンをしている間に)メンバーが『オニギシ』を歌ってたんです。『オニギシ』は特別な曲で、おれもいつか一緒に歌いたいと思って、この時間を作ってもらいました」と語りました。
歌が流れ始めると、スクリーンにはメンバーの小さいころの写真が映し出され、観客は感動でいっぱいに。本編ラストは『乾杯!!節』。やっぱり最後はSUPER EIGHTらしく、陽気でハッピーな雰囲気に包まれて、メンバーも口々に「幸せやったな〜」と言ってステージからレッドカーペットへと降りていきました。
そしてなんとなんと、この日は武道館のラストデーということで特別にWアンコールが行われました。鳴り止まないEIGHTコールの中、本当にラストとなった曲は『無限大』。この曲を持ってくるあたりに、SUPER EIGHTの愛を感じずにはいられません。
村上くんが「ほな、スターたちが帰ります!」と笑顔で声をかけたところで、カッコよくておもしろくて、あったかい最高で最強のライブは幕をとじました。
▶︎SUPER EIGHT 超DOME TOUR 二十祭レポ in東京ドームはこちらから♡
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Photo/Hirano Mitsyoshi(Shinchosha) Text/Ando Yoko
タグ: スタートエンターテイメント