2026.04.09
本+マンガ
【不定期連載〈恐怖の1分怪談〉】怪奇現象:幻の降り口
お姉ちゃんは生まれつき、小さいおじさんや妖精さんが見える、ちょっぴり変わった人だった。でもすごくおもしろくてやさしいから、わたしはお姉ちゃんが大好き。
あるとき、お姉ちゃんは不思議な○△駅のエレベーターの話を教えてくれた。
○△駅のエレベーターは、乗り口と降り口が反対になる。それはわたしも知っていたが、お姉ちゃんが乗ったとき、前後だけじゃなく、右にも降り口が見えたらしい。
「急いでたから降りなかったけど、わたし、次に右の降り口を見かけたら降りてみるわ!」
お姉ちゃんはそう言って、目をキラキラさせていた。
それからしばらくして、お姉ちゃんは行方不明になった。
もう3年の前の、友だちと隣町にショッピングに行くと言って出かけた日のことだった。
捜索願も出したけれど、今もまだ見つからない。お姉ちゃんはきっと……。○△駅のエレベーターの右のドアが見えたら、私がお姉ちゃんを探しに行こうと思う。
不定期連載「恐怖の1分怪談」第2弾! 1分で読める、ちょっぴり怖くてちょっぴり奇妙なお話をみんなにお届けするよ。今回は幻の降り口がある駅のエレベーターがテーマ。あなたが使う駅のエレベーターにももしかしたら……。
スキマ時間に楽しめるストーリー、次回はどんな恐怖が待っているのか!? 公開をお楽しみに♡
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
著/幻咲麗
タグ: