2025.10.12
エンタメ
KEY TO LIT(キテレツ)が魅せる新挑戦! 初のアリーナライブレポ☆
ライブ前の記者会見の様子をお届け♡

――待ちに待った初ツアー。千葉までやってきましたが、ここまでいかがでしょうか?
岩﨑「いやー本当にあっという間だったよね。(千葉で)3都市目なんですけど本当に初日はめちゃくちゃドキドキして!
リハーサルをずっと重ねていたんですけど、やっぱり本番入ってから全然分からないことだらけでしたし、でもやっぱ大阪、新潟と重ねていくとまたどんどんとお互いにいろんな部分が見えてきたり、もっとこうできるなっていうのがでてきて本当に楽しいです、毎日」
――ファンのみなさんの反響はどうでしたか?
中村「会場で見る感じは最高なんじゃない?」
猪狩「我々の目からは最高に写ってます! でもネットの声も見なきゃいけないから。
でも会場のボルテージはつねにマックスというか。なんだったら初日からどんどん更新してきていただいて、ファンのみなさんも本当、回を増すごとに盛り上がってくださっているのがすごくうれしいなと思います」
――ネットを見ると、トークがおもしろいと出てきました。
猪狩「マジっすか? うれしい!」
佐々木「ありがとうござます!」
――オープニングもすごいカッコいいって話ですよ!
猪狩「あ、本当ですか?」
井上「こだわりのオープニングだもんね」
――どんなこだわりですか?
岩﨑「発案は猪狩がしてくれて」
猪狩「ライブをつくるときにやっぱオープニングって大事じゃないですか。
で、なんか誰も見たことのないオープニングを絶対やりたいなと思ったし、しかもキテレツって名前をもらっちゃってるから、ハードルが上がっちゃって。どんなキテレツだ?みたいな(声)があると思ったので、最初は基本5人でバーンと出るのが多いんですけど、あえてセンターの大昇のソロからはじめたいっていうのもあって、ぼくたちのライブはソロ曲からはじめることにしました。
シルエットで顔は見えてないんですけど、で、5人で顔が見えるときにはやっぱりキテレツって名前をいただいてしまった以上、その名前をみなさんに愛していただけるようにちゃんと自分たちの名前を背負って登場しようと。
で、自分たちの名前にのっかってみなさんの前に立ちたいという思いから、今回オープニングにさせていただきました」
――キテレツらしさってどういうところですか?
猪狩「いやーどう? でも言っちゃうとステージに奇天烈(キテレツ)って書いてあるから(笑)」
佐々木「デカデカと」
井上「あとやっぱりこの衣装……。(※そでの部分に“奇”の文字)」
――これは誰が考えたんですか?
猪狩「ぼくらじゃないんですよ。衣装さんにキテレツな衣装をお願いします!と言ったら“奇”って書いてくれて」
井上「こんなまっすぐなキテレツなことある?っていうぐらい……」
猪狩「キテレツは本当にまわりのみなさんも奇天烈で……」
――この衣装を見たときはどうでしたか?
中村「最高です。こんなに景気のいい衣装ないっすよね」
佐々木「たしかに」

佐々木大光 2002年5月20日生まれ、東京都出身。メンカラは青(ターコイズブルー)。
井上瑞稀 2000年10月31日生まれ、神奈川県出身。メンカラは赤。
岩﨑大昇 2002年8月23日生まれ、神奈川県出身。メンカラは白。
中村嶺亜 1997年4月2日生まれ、東京都出身。メンカラはピンク。
猪狩蒼弥 2002年9月20日生まれ、東京都出身。メンカラはみどり。
――みなさんが目指すキテレツとは?
井上「やっぱ“(キテレツ)大百科”ごえじゃないですか?」
猪狩「今はキテレツっていうと、ぼくたちの名前よりもほかのキテレツが浮かぶと思うんですけど。
ゆくゆくは嵐さんみたいに、“嵐”っていう現象もあるけど、やっぱり5人の顔が最初に浮かぶじゃないですか。
そうなれるように、キテレツってパッと言われたときに何よりも先におれたち5人の名前が浮かぶようにしたいなと思うんですけど、やっぱりコロ助さん(※アニメ『キテレツ大百科』のキャラクター)が強いから……(笑)、そこをちょっと超えていかないとですね」
――ファンネームは決まりましたか?
岩﨑「まぁ、コロ助はまずいだろうと……」
猪狩「いろいろ許諾が必要だしね(笑)。だからぼくら、コロ助を越えよう越えようって言ってるんですけど、佐々木が、大光が、できて1週間ぐらいでメンバー全員にコロ助グッズをくばりだして(笑)。スパイなんですよ!」
佐々木「スパイじゃないです! みんなのぶん、誕生日にコロ助のポーチをあげたんです」
中村「みんな使ってるよね(笑)」
――結成から半年たって、チームワークはどうですか?
佐々木「めちゃくちゃいいですよ。オモテから見た感じはまだつかめてないんですけど、自分たちの中だったらすごく和気あいあいというか、なんかやらせてもらってますね。どうですか?(……とメンバーを見る)」
井上「めちゃくちゃ緊張してるな(笑)。もともとプライベートでも、グループを結成する前から交流はありましたし、信頼関係っていうのは築けていたので、スタートダッシュはわりとはやかったよね」
猪狩「グループがそれまで違えど、舞台とかで一緒の作品をつくるっていうのも7、8年やってきたことではあるし、同じ世代を生きて、同じ教科書で生きてきているので、そこのすり合わせは意外とそんなに苦労しなかったですね」
――リーダーは?
猪狩「リーダー、決まらないんですよ」
――決めようとはしているんですか?
猪狩「ぼくらってやっぱり足並みそろえて一緒に横位置でやっていきたいみたいな気持ちがあって。
リーダーというよりかはファイブスターでありたいなと。でも隊長を任命していて……」
佐々木「あ、すみません。ぼくがちょっと、隊長やらせてもらっています。
8番隊隊長っていうのを……やらせていただいているんですけど、決してKEY TO LITの隊長ではないですね。僕の隊があって、KEY TO LITで隊長という名前をやらせていただいているだけで、決してこのKEY TO LITの隊長ではないんですよね」
猪狩「ぼくたちKEY TO LITっていうのは、いわゆる軍なんですよ。ファンのみなさんも入れて、KEY TO LIT軍という大きい軍があって、その小隊として大光隊があるよっていうことでね、ね?隊長?」
佐々木「はい!」
中村「隊長の返事じゃないね(笑)」
猪狩「でも、リーダーは誰っていろいろ聞いていただけるからだんだんこっちも申し訳なくなってきて、リーダーがいないことが。無理やり隊長は佐々木ですと言っていたら、だんだん“佐々木さんが隊長なんですよね?”ってそっちが先行しちゃってるので、今急いで隊長の理由のつけさせてもらってます! これから隊長の仕事が増えていくと思う」
佐々木「どんどん増えていきます!」
――ほかの方の役割はどんな感じなんですか?
猪狩「嶺亜くんがめちゃくちゃ5人のことを分析してくれたんですよ」
中村「そうですねー、今回ぼくはデザインとかロゴとか担当してますけど、あとはみんなのことも分析しますし……気づいてますか?
KEY TO LITになってからみんなのビジュアルが三段階くらいさらにあがっていることを! みんなの美容を管理してます」
岩﨑「皮膚科をやたらと紹介してくれます(笑)」
猪狩「ファンデーションとサプリもいっぱいくれる」
――じゃあ美容隊長ですね?
中村「そうかもしれない、美容隊長……ちょっと恥ずかしいな(笑)。
でも、大昇はめっちゃ肌がキレイになったし、ガリさんなんてメイクもしっかりしてますから、今日。美意識が上がってるんですよ!」
佐々木「おかげさまです!」
猪狩「嶺亜くんは今回のツアーのロゴを書いてくれたり、グッズを瑞稀くんと一緒に担当してくれたりとか、美容もそうですし、見える部分を担ってくれてるなと思います」
中村「そうですね、デザインは担当させてもらってますし、今回ライブのタイトルにもいろんな想いがこもってるんですけど、ロゴにもいろんな想いがこもっていて。
語りすぎないほうがカッコいいかなーとは思うんですけど、ぼくらはここから永遠の可能性があるぞ、無限の可能性があるぞっていう意味で、昔は不可能と言われていた青いバラを(ツアータイトルのイラストで)持ってるんですよ。
だからぼくらは不可能を可能にしていくぞっていう想いをこめて描きました。
ほかにもいろんな意味があるんで、そこを分析してもらったらいいなと思います」
――ツアータイトル“WAKE UP THE FOOL”にはどんな意味が?
岩﨑「ぼくらは3つのグループ(※2月に結成したACEes、B&ZAI、KEY TO LITのこと)の中でライブをするのがいちばん遅かったんです。その間、YouTubeとSNSをやっていたけど、まだ全然はじまっていないし、本当に何者でもない状態が続いていて。
でも、何者でもないってことは逆に言うと何にでもなれるなっていうのがあって、それがタロットの愚者ってカードと一致したんです。
愚者はタロット界だといちばん弱いカードですけど逆にいうと何にでもなれるから、いちばん強いカードでもあるんですよ。
それが“THE FOOL(=愚者)”というカードなので、おれたちとすごく近いところがあるんじゃないかってことで“WAKE UP THE FOOL”とつけさせてもらいました」
中村「おれらなりの“THE FOOL”っていうのを体現しました」
――KEY TO LITが今後、目指すところとは?
岩﨑「目標はずっと掲げているんですけど、国立競技場でのライブ。これをやりたいとずっと思っています」
猪狩「絶対に(国立競技場のステージに)立ちたいよね。
今年4月にSnow Manさんの(国立競技場での)ライブを観にいかせていただいて。嵐さん、SMAPさんが国立のステージに立ってらっしゃるのはもちろん知ってはいたんですけど、生で観たことはなくて。
すごく身近にいた先輩(Snow Man)がそこに立つということのストーリーとか、そこに立つカッコよさ、偉大さみたいのを観たときに心が震えて!
絶対におれたちもこうなりたいっていうふうに本当に思いましたし、なんかおれたちならできるんじゃないかっていう謎の自信には満ちあふれています。やっぱ信じないとできないと思うので、絶対に立ちたいなと思います」

――その前にはデビューも目指していかないとですよね?
全員「もちろんです!」
岩﨑「目指すというか通り道です」
中村「それはいつとは言えないんですけど、絶対にするのでぼくたち。お楽しみにしていただければなと思います」
――今回のライブの中でも嵐さんのメドレーがあったりしますが、いろんな想いもあったんですか?
猪狩「そうですね、KEY TO LITっていう名前をぼくらすごく気に入ってるんですけど、新しいものにどんどん挑戦していくことこそがぼくはいちばんのリスペクトなんじゃないかなと。今までにとらわれすぎないってことはすごくリスペクトにもなるし、自分たちがこの事務所でやらせてもらっている意味にもなるんじゃないかなと思いつつ、でもやっぱり好きなんですよ、この事務所がすごく!
伝統とか歴史とか、事務所に入る前に見ていたこの事務所がすっごい好きなのもあって。
先輩たちも大好きなんですけど、それをちゃんと文化を形としてもってきて、それを自分たちなりに消費できたら、それこそがニューアンドクラシックというか、KEY TO LITになるんじゃないかなと思って。
先輩へのリスペクトを形にしてちゃんと自分たちで、踏襲(とうしゅう)しつつ、ステージに昇華するっていうのは今回だけじゃなくて、今後もずっとやっていこうと思っています」
――メンバーの中でプライベートでいちばんキテレツな人は誰ですか?
中村「どの方向かにもよりますね。瑞稀はテーマパークに5人で遊びに行って、休憩中のレストランでみんなでいるのにガチ寝するっていう奇行がありましたし……」
井上「眠くなっちゃうもんで……。すぐ寝ちゃうマイペースです。どこでも寝られます。もしMCとかで寝てたらすみません」
猪狩「本番中は絶対にダメよ!」
中村「大昇のキテレツな部分なんてあげたらキリがないんじゃない?」
岩﨑「おれ、キテレツかぁ……」
中村「打ち合わせ中とかも、ぼくたちが1時間ぐらいかけてこうしようこうしようって言ってきた意見を革命児のように“やっぱこっちがよくない?”ってバンっとひっくり返すことがあるんですよ。
でもそれがめっちゃいい意見だったりするんで、そういういい意味でのキテレツさを彼は持っていて、そこに助けられてつくれたライブでもあるかなと思います」
岩﨑「ありがとうございます」
――発想はキテレツ?
岩﨑「おれはふつうだとは思ってるけど(笑)」
猪狩「あと大光が(今年3月に)ひざをケガしちゃったとき、あ、これは全然悪いことでもなんでもないんですけど! 松葉杖を一時期使ってたんですよ。右ひざが痛いのに、なぜか左手で松葉杖を持って、右足を使って歩いてるんですよ!」
中村「意味ないし(笑)」
猪狩「それでひざが痛いって……クレイジーすぎませんか?」
佐々木「松葉杖を使ったことが今までなかったから、どうやって使えばいいんだろうと思って(笑)。でもメンバーの支えもあって、今は全然元気です!! 毎日トランポリンしてます!」
猪狩「ウソいうなよ(笑)」
佐々木「すみませんでした!」
岩﨑「嶺亜のキテレツなエピソードもあるわ、1個。みんなでいつか旅行したいよねって話してて、パスポート持ってる?と言ったら、嶺亜が持ってなかったんですよ」
中村「(期限が)切れちゃってて」
岩﨑「そしたら“ねぇ、みんな、おれと一緒にパスポートとりにいかない?”みたいな。パスポートってだいたい1人でとりに行くもんじゃないですか?」
中村「さみしいじゃないですか。やっぱ待ち時間もあるから。だから大昇が“はやくつくって”と言ってきたから、じゃあ一緒につくりにいこうよと言ったら“ヤダ”って言うから……ぼくは長い期間行けなくて、でもやっとこの間つくりにいったので! 受け取りはまだ残ってるんですけど、それは誰かと一緒に行こうかなと♡」
猪狩「早く行ってくれよ! パッパと。ひまじゃないんだよ! 勝手に行ってくれよ」
――旅行はどこに行きたいですか?
岩﨑「アメリカとか……」
猪狩「ニューヨ(ニューヨーク)?」
井上「ショー観たいね、あとは……」
岩﨑「ベガ(ラスベガス)?」
佐々木「あと、ハワ(ハワイ)」
猪狩「ハワイはふつうに言ってくれよ」
――猪狩くんのキテレツな部分は?
佐々木「ガリさんは、楽屋にいるときに“ペチペチペチ!”って音が突然聞こえてくるんですよ。これは瑞稀くんから風のうわさで聞いていたんですけど、ガリさんからペチペチする音が本番前に聞こえてくるって……。これ、化粧水をずっとお尻にペチペチペチって必死につけてる音なんです」
井上「全身に化粧水を塗りたくってるんですよ。それがだいたい本番の1時間前なんですけど、だから時報みたいな感じで(笑)」
猪狩「そりゃ自分の楽屋ですから、何が悪いのか!」
井上「その音でそろそろ準備しなきゃってなる」
猪狩「おれアラームじゃないから!!」
井上・佐々木「助かります!」
井上「わりと正確で(笑)」
中村「あ、かんちがいしないでほしいのは、お尻に化粧水を塗るのはぼくの美容法じゃないです!」
猪狩「おれが23年間であみだした方法だよ、気合いが入る!」
――改めてみなさんへのメッセージをお願いします! 代表で岩﨑さん。
岩﨑「ぼくら今年2月に結成されたばかりの新生グループなんですけど、これからどんどんと国立競技場に向かって、いろんなことに、ライブもそうですけど、バラエティだったりお芝居だったり、いろんなことに挑戦してもっと日本中をどんどんとKEY TO LITで盛り上げていけたらいいなと思っております。がんばりますのでみなさん、何卒よろしくお願いします!」
最後は隊長でもある佐々木くんが気合い入れのために一本締めをして「(ライブ前なのに)締まっちゃうじゃん! 終わっちゃったじゃん!」とメンバーに総ツッコミされるなど、最後の最後までキテレツ節がサクレツした会見でした♡
KEY TO LITのツアーはこのあと、福岡、北海道と続きます! トークもパフォーマンスもビジュアルも……とにかく勢いが止まらないKEY TO LITの5人から絶対に目がはなせません☆
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Photo/Kusumoto Takaki Text/Ando Yoko
タグ: スタートエンターテイメント